ホープは、エミルの父親 (CH.ノルディック・チャーム 2010クラフトBOB) を作出した、北欧のトップブリーダーの犬舎の
出身です。私どもはエミルとホープに関しては、それぞれ父親と母親のC.N (コール・ネーム:愛称) をそのまま使っています。
つまり、エミルの父親のC.Nは "Emil" でホープの母親のC.Nは "Hope" なのです。今後は区別する必要があるときは、
親の方を父エミル、母ホープと呼ぶようにしたいと思います。
ホープとはもともと浅からぬ因縁がありました。ホープの父親は上記のとおり「トレウォーター・タリー」ですが、現在の
我が家の犬たちの基礎になったロビンの登録名は「トレウォーター・トレスコット」なのです。1999年12月末にロビンの
親元のトレウォーター犬舎を英国ウェールズに訪問したときに、生後54日だった女の子を私の胸に抱かせてもらい
ましたが、その子がタリーの母親の 「トレウォーター・ロッティ」 だったのです。つまり、その時は13年後にその子の
孫と日本で一緒になるという運命にあるということなど、夢にも思わずいたのです。その時の写真もアップしています。
ホープは日本の検疫制度の変更の影響を受けて、イタリアに7ヶ月ほど預けられていました。本来ならミラノから関空
へ直行便で来れるはずでしたが、何かの手違いで出発地がウィーンになっていました。そのため、ミラノからウィーン
まで900kmを車で走り、そこから関空まで十数時間のフライトを経験し、関空ではけっこう検疫に時間がかかったそう
ですし、関西で2泊したあとは成田までまた飛行機の旅と、とんでもないストレスをかけてしまいました。
それでも、我が家に到着したときには、全然疲れた様子も無く、すぐになついてくれました。
そんなホープがいとおしく、運命の犬を大事に育てなくてはと責任を再認識させられました。